アスベスト（石綿）は、天然の鉱物繊維であり、その優れた性質から1970年から1990年にかけて大量に輸入され、様々な建材に広く使用されていました。しかし、その繊維は非常に細かく、研磨機や切断機の使用時に石綿が飛散して吸入される危険性があります。粉じんを吸引することで重大な健康障害を引き起こすことが判明し、現在は使用が禁止されています。
現在、建築物や工作物の改修・解体時には、使用されているアスベストを事前に除去することが義務付けられており、その手順は各種法律により厳格に規定されています。アスベスト除去工事を行うには、事前に保健所や労働基準監督署に施工計画を提出し、審査を受け、承認を得る必要があります。

アスベストの繊維は、肺線維症（じん肺）や悪性中皮腫の原因とされ、肺がんを引き起こす可能性があることが知られています（WHO報告）。アスベストによる健康被害は、アスベストを扱ってから長い年月を経て現れます。約35年という長い潜伏期間の後に発症することが多いとされています。
アスベストを吸入することによって発生する主な疾病には、以下のものがあります。石綿（アスベスト）肺、肺がん、悪性中皮腫。これらの疾病が労働基準監督署により業務上疾病として認定されると、労災保険で治療を受けることができます。

まずはお電話やメールにてご連絡をお待ちしております。ご依頼内容の確認後、現地でのお打ち合わせなどの詳細についてご相談させていただきます。

解体・改修する建物にアスベストが使用されているかを入念に調査します。このとき、素材によって工程や期間が変わります。調査後、アスベスト除去の施工計画書を作成し、所轄官庁（保健所・労働基準監督署）に届出を行い、審査を受けます。

計画に基づき工事を開始します。近隣等への配慮も含め、確実にスケジュール遵守での施工にて進行いたします。

作業終了後に空気中のアスベスト粉じん濃度を測定し、外部へアスベストが飛散していない事を確認します。アスベスト粉じん濃度の測定で問題がなければここで作業終了となります。

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